お知らせ
「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2022」において「新たなマインドセット育成賞」を受賞しました。
2022.12.26
使い終わったプラスチック教材を分別粉砕して、もう一度素材に戻し、新たなものづくりにチャレンジする弊社のプロジェクト「まなびのもと」が、この度循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2022」(※1)において「新たなマインドセット育成賞」を受賞しました。
きっかけは2020年逗子市立逗子小学校5年生の担任の先生と協働で行ったプラスチック循環の総合学習。約3ヶ月間、学校の先生とあーだこーだと作戦会議をしながら伴走させていただいた授業がモデルとなっています。
次年度に向け、サイトリニューアルとプロジェクト内容のさらなるブラッシュアップを鋭意検討中です。乞うご期待ください。
▼受賞内容
プライズ名:(日本語)新たなマインドセット育成賞 / (英語)Cultivating New Mindsets Prize
プロジェクト名:まなびのもと source of education
審査員名:Yeliz Mert 氏
コメント:
(日本語)
「これは素晴らしいプロジェクトです!市民が単なる消費者という枠に押し込められがちな今の世界にあって、このプロジェクトは新しい「消費」と「生産」の関係性を提案しています。それだけでなく、双方との健全な関係を構築できるように、これら2つの活動への関わり方を早い段階から子どもたちに教えています。また、スクリーンだらけの世界に生きる子どもたちに、物理的な素材への意識を喚起するために、早くからクラフトマンシップに触れさせ、この世界に生きる人間として自分の行動の結果を理解させることは、とても価値のあることです。このようによく計画された、意義のあるプロジェクトを通じ、子どもたちが責任ある消費と生産、そして持続可能な考え方を学んでいるのを見ると、より良い世界への希望が湧いてきます。 」
(英語)
“This is a wonderful project! In a world where citizens are reduced to become consumers, this project is offering a new way of consuming and producing. And not only that, they are teaching children both of these ways of engaging with life early on so they develop a healthy relationship to both of these. Besides, engaging with craftsmanship early on, raising materials awareness in children who are exposed to lots of screens and helping them understand consequences of their actions as human beings in this world are all so -very- valuable. When I see an intentional and purposeful project like this one, where children are being introduced to responsible consumption and production and sustainable ways of thinking, I can only get hopeful for a better world. “
Ⓒ 2022 Loftwork Inc.
コモンズ証:https://creativecommons.org/licenses/by-nd/4.0/deed.ja
(※1)「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2022」とは、循環型経済(サーキュラーエコノミー)(※2)をデザインするプロジェクトやアイディアを世界中から募集し、審査・表彰をするとともに、新たな価値創出を促す国内初の「サーキュラーデザイン」に関するアワードです。企業や団体、スタートアップ、デザイナーなど世界30カ国から131プロジェクトが集まりました。
(※2)サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは、これまで大量に生産→消費→廃棄をくりかえしてきた直線的なリニアエコノミーではなく、地上に今ある資源を活用し、生産、消費、循環をベースとし、廃棄物や汚染を発生させない新たな経済システムのことを指します。サーキュラーデザインとは、循環を実現する製品やサービスのみならず、そのしくみなど設計そのものも含まれます。
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