令和4年度より、卵の殻から生まれたフィルムプランターtamakaraくんの取り扱いを開始しました。

きっかけは、鎌倉でプラスチック製の朝顔鉢に疑問の声を上げた保護者や先生方がいらっしゃったことから始まりました。ちょうど弊社メンバーが代替案を探してtamakaraくんを調べていたところ、開発メーカー様よりご連絡を頂いたという経緯があります。

このtamakaraくんはポリエチレン49％+卵の殻51％という配合で作られています。日本は世界第２位の卵消費国であり、卵の排気量は年間およよ72万トンにも及びます。この食品廃棄物をものづくりに生かした製品がtamakaraくんです。

昨年度は逗子市立久木小学校の1年生にご採用を頂き、実際に生活科の授業の中で朝顔を育てていただきました。

せっかく環境によいものを使っているならと、先生方や保護者・地域の方々が集まって、地域の里山から竹を切り出し、竹支柱を制作。生活科の授業の中では、保護者・地域の方もサポートに入りながら、みんなで土を入れ、支柱を立てるという時間が設けられていました。

これまでの教材にはなかった新たな接点やコミュニケーションを、先生方ご自身がストーリー展開してくださり、私たちも多くの知見と学びを得ました。学びのあり方が多様であるように、学ぶ素材の選択肢を増やし、教材の性質を多様なものに変容させることも必要なのではないかと、良いきっかけをいただきました。

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tamakaraくん