リサイクリエーション慶應鎌倉ラボにて、先生向けワークショップを開催いたしました。

少人数での開催となりましたが、鎌倉と逗子から公立小学校の先生方がご参加くださいました。ラボの責任者であり慶応義塾大学教授田中浩也先生、湯浅先生、面白法人カヤックさんからもご説明をいただきました。

リサイクリエーション慶應鎌倉ラボでは、容器包装プラスチックの中でも、台所やボディケアなどの使用済みつめかえパックを回収し、３Dプリンタでまちの資産になるような役に立つステキなモノをつくるべく、市民のみなさまからアイディアを募集されています。近年では、このようなつめかえパックを回収し、ケミカルリサイクルされてまた新しいつめかえパックに生まれ変わる「水平リサイクル」という技術も進んでいます。

リサイクルやアップサイクルの最前線のお話から、消費者教育・循環者教育の必要性など多岐にわたりました。そのほか先生方からは、既存の単元学習のほか校務分掌などで手いっぱいで副教材などがあるとチャレンジしやすいなど、率直なご意見も伺えました。

たとえば小学4年生社会科「ごみのしょりと利用」では「廃棄物」を処理する事業や再利用の仕組み、関わる人々に着目をして学習活動を展開しますが、その先のリサイクル・アップサイクル最前線を知るためにはどうしたらよいか。5年生「わたしたちの生活と食料生産」では、食料自給率やトレーサビリティーについて学びますが、ものづくりのサプライチェーンにおいても同じことが言えるため、その思考フレームをどうやって伝えていこうかなど、実社会につながる学習コンテンツとして今後どうまとめていったらよいか、とてもよい気づきをたくさんいただきました。