お知らせ
令和4年度鎌倉スクールコラボファンドを通して、プラスチック循環を考える総合学習を実施しました。
2022.11.30
鎌倉スクールコラボファンドを通して、今年度2学期後半より鎌倉市立玉縄小学校6年生へ、プラスチック循環を考える総合学習を実施しました。
鎌倉市と鎌倉市教育委員会が主導する『鎌倉スクールコラボファンド』とは、学校の先生方が大学やNPO団体・企業と連携し、society5.0やVUCAの時代を生きる子どもたちの未来をつくる力となるような魅力的な教育活動を実現させるために新設された、ふるさと納税型のクラウドファンディングです。
玉縄小学校6年生の今年の総合学習のテーマである「地球にやさしい未来を〜自分ごととして考え、行動してみよう」の中で、「身近なプラスチックから循環を知ろう。」というテーマで関わらせていただきました。
身近な学校教材で使用済みのプラスチック教材を集め、粉砕し、「素材」に戻したあとに、ものづくりにチャレンジしました。
また今回ご縁があり、株式会社リコー様よりプラスチック素材を判別する「樹脂判別ハンディセンサー」(来年度発売予定)を特別にご提供いただき、「プラスチックの分別方法を知ろう」というテーマで学習活動も行いました。
こちらの「樹脂判別ハンディセンサー」は、7種類の主要なプラスチック素材を判別し、およそ100種類もの素材を任意登録することができます。今後はさらに13種類に追加されるとのこと。プラスチックにはたくさんの種類が存在し、「水平リサイクル」のような質の高いリサイクルをするためには、同一の素材を回収する必要があります。
水に浮かべて比重分別してみたり、汚れていると資源化しにくいため洗うことの大切さを伝えたりしながら展開しました。素材を知り、分別することの大切さを体験授業を通して感じていただけたらと思います。
回収したプラスチック教材の粉砕には、弊社も参画しているCOI-NEXT拠点リサイクリエーション慶應鎌倉ラボにてご協力をいただきました。
最終回のものづくり体験では、マニュアル式インジェクション装置を使ってアップサイクルを体験しました。リサイクルプラスチックを用いて、「made in tamanawa!!」なプロダクトを作るにはどんな金型があったらよいか、社会に役立つモノってどんなものか等のテーマで、グループに分かれてアイディア出しをしました。
プラスチックには様々な役割が存在します。医療に役立つプラスチックもあれば、安定した容器包装でフードロスにつながるプラスチックもあります。人の使い方や出口のあり方をふりかえり、よき向き合い方・つきあい方を学ぶきっかけにしていただけたら幸いです。
ご協力いただきました6年生担任の先生方、企業様、ありがとうございました。新しい価値づくりに向けて、今後も取り組んでまいります。
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